レイキとは簡単に言えば、手を当てて、その人の苦しみを癒すための道具です。
昔から当たり前のように、私たちのご先祖様がやってきた「手当て」と同じです。
ただ、昔の人のように今の人は迷信と言うか、目に見えないものをなかなか信じられません。
科学で証明できないものは、実際にありそうなものでも、ないと思い込もうとします。
迷信や目に見えないものにすがらなくても、科学が生み出した便利なものがたくさんありますから、その方が楽です。
でも、科学にもこれ以上はどうしようにもありません、分かりません。
なんてことが、出てき始めましたね。
さらに、便利なはずの科学が私たちの生活を蝕んできたり・・・
だから、大昔から受け継がれてきたものに立ち返ってみるのも良いかもしれません。
自然を大切にゆったりと生きてきた昔の人たち。
苦しいところに手を当てる行為はそう言った、ゆったりとした昔の時間の流れを私たちの体に思い出させてくれます。
私たちの手は、頭が忘れかけていた、そんな自然のリズムをもう一度我々の体に取り返してくれるようです。
では、私たちの手は具体的に何を伝えているのでしょう?
それを、私たちはレイキと呼んでいます。
レイキとは、気功の世界で言う「気」、ヨガの世界で言う「プラナ」とほぼ同じものを指していると思われます。
それは、私たちが生きていく上で不可欠な、生命活動を支えるエネルギーです。
実際にそんなエネルギーがあるのか?と言われても証明はできませんけが、昔の人や現代人でも敏感な人はそういうものを感じています。
ただ、現代科学のセンサーや便利なものに自分の機能を代用させてしまった現代人には検出できないだけのことのようです。
それは、とってもシンプルなものです。
ただただ、そのエネルギーを持つものが、本来あるべき姿を保ち続けるように働くだけのものです。
ですから、本来健康であるべき人が病気になれば、健康になっていくように体の機能を後押ししてくれます。
不自然なことを繰り返して運が悪くなってしまった人であれば、レイキをすれば元の自然な状態に戻るので運も戻ると言うわけです。
運の話なんてまた科学的ではないですね・・・
レイキそのものはとってもシンプル。
でもシンプルだからこそ使える場面は広がるんですよ。
単純に、物事を元ある状態に戻していこうとするだけのレイキです。
ですから、あれこれあがくことなく、100パーセント自然にお任せの生き方をしているならば、必要ないものなんですね。
でも、人間と言うのは嫌でもあれこれ考えてはあれこれしてしまうものです。
だから、知らず知らずに不自然だらけ・・・
心が不自然なままに在れば、心の病気になるし、
体が不自然なままに在れば、体の病気になるし、
不自然な食べ物ばかり食べれば、内蔵が病気になるし、
不自然な行いばかりしていれば、不運なことに見舞われるようになるし・・・
その時にあなたやあなたの大切な人に現れる不自然な現象には、それが体に現れたらいろいろな名前が付けられたりしますが、突き詰めてみれば、どこかが不自然で無理がたたったのですよ、と言うメッセージでしかありません。
だから、ただ手を当てるだけのレイキが便利なのです。
この手から流れ出るものは、不自然なあり方のものを自然な在り方に戻してくれる・・・
一番根っこの部分だから、シンプルそのもの。
シンプルだからこそ、迷わなくていいです。
どんなことに対しても、
ん?
と思うようなことがあれば、迷わずにただ心を鎮めて手を当ててみてください。
あなたの前に、その人のその時点でのあるべき状態が見えてくるかもしれません。
ただし、それはあなたの望んでいるものではないかもしれません。
例えば、100歳を越えるおじいちゃんが亡くなりつつある状態でレイキをしたとしても、元気になるかと言えば、それは自然なことかどうか考えれば分かりますね?
でも、すでに死に向かうことが自然な流れであるならば、おじいちゃんは不自然な延命措置の苦しみを和らげられて安らかな気持ちで天寿を全うする喜びに包まれているはずです。
実際中村の父はそうやって息を引き取りました・・・
癌でありながら、癌の治療を一切せずに、と言うか知ることも無く、最期まで孫と憎まれ口を叩きながら父は逝きました。